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CentOSプロジェクトが知らぬ間に終了していた

CentOS開発が知らぬ間に終了していました。
LinuxディストリビューションOSとしては、かなりの人気を誇っていたはずなのですが、開発を終了したそうです。
そういえば、5年くらい前に開発プロジェクトの統制が取れなくなったという噂を聞いたのですが、 そこから持ち直すことができず崩壊したっていうことなんでしょうか。

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CentOSとは

Linux系統のOSの一つです。
webサイトなんか提供するためのOSとしてかなりの人気を誇っていました。
個人的にはネットワーク系統のライブラリが結構充実していたイメージです。
実際、webでのシェア率を調べてみましたが、下降傾向にありながらも10%のサーバーはCentOSで動いているようです。
サーバーとかLinuxとか訳わからんという人も、日頃スマホとかで見るwebサイトのうち10件あたり1件がCentOSで動いていると考えると、 親近感が湧くのではないでしょうか。

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サポート終了日の変更

最新のCentOSであるCentOS8のサポート終了日ですが、かなり短くなりました。
もともとは、リリース日である2019年5月から10年後の2029年5月31日だったのですが、 2021年12月31日に変更となりました。
これってめちゃくちゃ痛手で、webサイトの開発をしようと思って、 仮に半年くらいかかってリリースしたとしても1年後にはその土台となるOSのサポートが終了するからもう一度別のOSを使って作り直し!みたいなことになります。

OSSにサポートは期待できない

話は少し逸れますが、OSSにサポートを求めすぎるのは良くないでしょう。
OSSは善意や開発者のスキルや実績獲得のために開発されることが多いので、特定の企業の言いなりで開発を進められることはほとんど無いんですよね。
OSSを製品開発に使うかどうかは使う側に責任があるわけですね~。
実際、OSSへ傲慢なサポートを求めた結果、SNSに晒されてしまうこともあります。
「俺たちの金儲けのためにOSS開発者であるお前らは無償で働け!」くらいの理論を押し付けたわけなので当然と言えば当然です。

xinformation.hatenadiary.com

CentOS streamとなって開発は継続

CentOSは完全に終了したわけではなく、CentOS Streamとなって開発が続けられています。
今までよりも色んな人が開発に携われるオープンな体制を目指しているようで、個人の開発者であっても積極的に参加できるようです。
OSの新しい機能の開発に携われるとなると少し興味が出てきますね。

www.redhat.com