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USB3.0の製品をゆっくり挿すとUSB2.0として認識されるらしい

USBについて、意外な仕様があったのでその詳細を調べてみました。

usb-image

 

USBについてのおさらい

USBは、非営利団体のUSB-IFによって定められた仕様です。 様々なメーカーが販売しているデバイス間であっても、 データのやり取りや電力を送信するためのケーブルの構造や内部の通信プロトコルを定めています。 こうした決まりごとのおかげで、スマホの充電器をゲーム機やモバイルバッテリーに流用できるんですね。 登録すれば特許使用料は無料という記載がありましたので、広く使われることを目指した規格のようです。
USB-IFの団体で公開されている、USB3.0の仕様に準拠したデータ転送ポートを備えた製品がUSB3.0の製品です。 なお、2021/05/30時点USB4まで仕様が公開されていました。 USB4.0の仕様ページ

USB3.0の機構部分の仕様

USB3.0のコネクタ部分は、USB2.0をベースに策定されています。 詳細説明は省きますが、USB2.0にいくつか信号ピンを追加した設計でした。 USBに差し込んでから、一定時間後までにこの追加した信号ピンに電力が来ないと、 USB2.0として動作するようです。
バージョンの後方互換性をハードウェアだけで確保するための工夫のようですね。 「ゆっくり挿す」というのが動作条件でしたので、初めに記事を見たときはソフトウェア制御しているのかなと思っていましたが、ハードウェアに理由があるようでした。
こうした、後方互換性を守るという考え方は個人的に好きなので、仕様を少しずつよんでみようかな。